A子「性感染症の検査を病院で受けると、健康保険はつかえますか?」

S博士「症状がないのに検査だけしたいという場合は、健康保険を残念ながら使えないんだ。痛み、痒み、発疹など自覚症状があれば健康保険が使えるよ」

B男「治療には健康保険が使えるということですよね?」

S博士「そうだね。治療を前提としての検査になると、健康保険が適応になるんだ。ただ、最近は医療費が財政を圧迫しているから、いろいろな検討がなされているよ。例えば、風邪などの軽い病気は健康保険からはずすという動きや、性感染症は自己責任だから保険からはずすべきという意見もあるんだよ」

A子「性感染症が原因で不妊になったりすることもあるのに、保険で治療できなくなるなんて」

S博士「まだ決まったわけではないよ。今は健康保険で治療できるんだ」

B男「じゃあ検査したかったら症状のあるふりをしたら保険が使えるということ?」

S博士「難しい質問だな。これは性感染症だけの話ではないんだよ。不定愁訴と言ってね、見た目や体温、血圧などの検査値に関わらず本人が『なんだか具合が悪い』と言えば今のところ日本では健康保険で治療ができるんだ。そのために医療費がかかりすぎているのかもしれないね」

A子「本人が身体の不調を訴えれば健康保険が適応されるのは、とても良い国ですよね。だから長寿大国になったのですね」

S博士「そうかもしれないね。医療は誰もが平等に受けられるという、安心できる国はそれほど多くはないんだよ。保健所でHIVなど数種類の性感染症の検査が無料で受けられるのも、感染の拡大を防ぐためだね」

B男「性感染症は自分が気をつければ防ぐことのできる病気ですよね。信頼できる相手としかセックスをしないとか、コンドームを正しく使うとか」

S博士「そのとおり。レイプや輸血による感染などの特殊なケースを除いては、自分が注意することで感染は避けられるね。今は保険適応の病気とは言え、性感染症の治療には高額な薬剤を使うことも多いから負担は大きいことを忘れないで欲しいな。症状が現れずに病気が進行してしまうこともあるから、性感染症予防には細心の注意を払うべきなんだ」

「忙しい人は、時間や場所を選ばない検査キットを選ぶと良いでしょう!」